保育士コラム

2023-01-27

絵本紹介

保育士コラム

新年あけましておめでとうございます。
年が明けまもなく1ヶ月が経とうとしています。

お正月が終わったかと思うと、すぐに節分の季節がやってきます。
「おにはそと~」「ふくはうち~」と子どもの大きな声で鬼も病気も追い払いたいものですね。

節分の季節になると”鬼”に関する話をよく子どもたちから耳にします。
「保育園におにが来て怖かったけど、豆をいっぱい投げてやっつけたよ!」と言う子や、「僕のお母さんね、時々鬼になる」なんて話もあったり…

病児保育では、節分の季節になると絵本の読み聞かせに “おに” が出てくる本を読んで子どもたちと楽しく過ごしています。

今回はその“おに”が出てくる絵本を紹介しょうと思います。

まず1冊目の絵本は…


タイトル:「オニじゃないよ おにぎりだよ」作:シゲタサヤカ

《 みどころ 》
みなさんしっていますか?オニはおにぎりがだーいすき。

いつもおにぎりを食べてばかりいるんです……って、本当?
でも、この絵本の主人公のオニ3人は、本当にいつもおにぎりを食べています。

そしてある日、山に来た人間がオニに出くわし驚きのあまり、慌てて持ってきたおにぎりを山に落としていったのです。それを(時間がだいぶ経ってから)拾って食べたオニたちは、そのまずさに驚愕し、何を思ったのか美味しいおにぎりの味を人間たちに教えよう!とおにぎりを作り始めます。
おやまあ、なんと立派な勘違い。

オニたちは人間から怖がられているなんて、嫌われているなんて、これっぽっちも気が付いてないのでしょう。さて、どうなる……?
ここから先の大騒ぎは、絵本を読んでのお楽しみ。

ちょっとやそっとじゃめげないオニたち、その心の強さに驚きを通り越して、笑いが止まらなくなるのです。そして、最高の終わり方をするのですが、ヒントはタイトルにあるんですよ… 想像してみてくださいね!

明るい気持ちになれる絵本、園児さんから小学校低学年のお子さんにおすすめです。

 

2冊目の絵本は…


タイトル:「あかたろうの1•2•3の3•4•5」作:きたやま ようこ

《 みどころ 》
赤鬼のあかたろうが家に帰るとおかあさんおにがいない。
家中どこを探してもいない。あかたろうは、とても不安になります。

タイトルにある数字は電話番号のこと。
そこで「1・2・3 の 3・4・5」と電話をかけて、おかあさん探しがスタート!
そんなあかたろうは、次々と電話をかけるのです。一体おかあさんおにはどこで何をしていたのかな?

数字を知ったばかりのお子さんや、電話が好きなお子さんにもおすすめです。

今回ご紹介した2冊の絵本は、怖くないおにさんなので小さなお子さまも安心して読めると思います。

 

節分の「豆まき、鬼=怖い」とイメージを持ってしまうお子さんも多いですよね。
そんなときには…鬼を登場させずに「自分の心の中の鬼」を退治する豆まきもおすすめです。

心の中には、悪い鬼が住んでいるよ。みんなの中にはどんな「鬼」が住んでいるかな?

・わがままを言っちゃう赤鬼
・怒りんぼうの青鬼
・食べものの好き嫌いをしちゃう緑鬼

心の中の悪い鬼を、豆まきで退治しようね。
自分の心の中にどんな鬼がいるか、親子でお話する時間にするのも良いですね!

今年一年みなさまが幸せで健康に過ごせますように…今年も病児保育室 ぞうさんの家をよろしくお願いいたします。

 
今月の病児保育の様子
玉転がしの競争に勝ったよ、勝利のガッツポーズ!  「電車も空をとんで行くよ~」

 

カメさんにエサをあげたよ、「カメさんたくさんたべてね」 「バンバン!わるものはボクがやっつけてあげる」とかっこいいAくん

 

また、病児保育についてご不明な点があれば
いつでもご連絡ください。

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