保育士コラム
2021-10-01
病児保育の食事
保育士コラム
セミの大合唱から、秋の虫が奏でる豊かな音色にバトンタッチする時期。 終わりを迎える夏に名残惜しさを感じつつ、秋の始まりにもワクワクしますね。 秋と言えば食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋など色々ありますが、今回のテーマは“食欲”の秋にちなんで「病児保育の食事」についてお話したいと思います。 お子さんが病気をした時に体調の次に悩むのは ”食事” ではないですか? 子どもの食欲がない時、吐いたり下痢をしている時、喉が痛そうな時、熱が高い時どんな食事が良いのか・・・。 病児保育でもたくさんの親御さん方からそんな“食事”の悩みを相談されることが多いです。 そこで、病児保育で持参された食事の中でこれなら食べていた、食べやすそうだったといった食事やおやつを紹介していきます。
おやつのおすすめ
【 ジュレ・ゼリー】 食欲がない時やのどが痛い時は、ゼリーなど喉ごしがよいものは食べやすいようです。 こちらは、キャップもついているので食べたい時にいつでも吸って食べれるのでおすすめです。 小さいお子さんはジュレを持参される方も多いです。
食事のおすすめ
【うどんや素麺】 ゼリーと同様ツルンとして喉ごしが良いようでご飯は進まない子も麺類だと食べれる時があります。また、麺類を持参される方はタッパーなどにうどんや素麺を入れ、350mlほどのペットボトルやベビーマグにつゆを入れて持参されてあり、麺も伸びずとっても美味しそうです。 【味噌汁+ごはん】 病気の時の食事は”お粥”を思いつくかと思うのですが、お子さんによっては普段食べ慣れないため味に慣れず食べないこともあります。しかし、味噌汁は日頃から食べたこともあり具は食べれない時でもお汁だけでも飲んでみたり、病状に応じて味噌汁の中にごはんを入れて”ねこまんま”にしてみたり、色々とアレンジができます。そして、味噌汁には塩分が含まれているので、嘔吐や下痢の時には脱水予防にもなるそうです。 病児保育でも、その日その時で子どもの体調や気分が変わり昨日は食べたけれど今日は食べてくれない…なんて日ももちろんあります。無理に食べさせることはないですが、形を変えてみたり、コンビニのおにぎりでもお皿やお弁当箱に移してみたり、キャラクターの絵を書いてみたりと食事に興味が向き食欲が湧き、子どもが楽しく食事ができるように毎日試行錯誤しながら保育をしています。